ストレス。
それは、人とは切っても切り離せない存在。
人は日々ストレスと戦っている。
レッツ、レスストレス!
目次
ということで、本日は科学的根拠のあるストレス解消法をご紹介していきます。
その前に、
ストレスとは
外部から刺激を受けて体に起こる反応と、その原因となる刺激(ストレッサー)のことです。
医学的には「何らかの刺激が体に加わった結果、体が示すゆがみや変調」と表現することができるでしょう。
全ての生き物にはホメオスタシス(恒常性)という、ストレスに対する身体の機能を普通に保とうとする機能があります。
外から受ける刺激に対して、無意識に身体が反応して健康な状態を維持しようとします。
ここで、過分なストレスを受けたり、身体のこういった防衛反応を無理に抑える事によって、
恒常性を保ち続けることができなくなり、精神的なことや身体の健康が維持できなくなります。
ストレスの必要性
先程ご説明したように過度なストレスは健康を崩したり、心の病気になる可能性を高めます。
しかし、もしストレスがなかったら。。。
疲れというストレスがなければ、働きすぎで体を壊してしまうかもしれません。
不満、不安というストレスがなければ、努力する気が起きないかもしれません。
ストレスの問題から逃げてばかりでは、それ以上の精神的な成長が見込めないかもしれません。
ストレスの原因について考えることがなければ、日々の生活や、人間関係の改善をする機会を見つけられないかもしれません。
ストレス、それは、人生を豊かに変化させるための大切なお知らせとも言えます。
ストレスがあるからこそ
危険を回避できる
モチベーションが上がる
メンタルが強くなる
生活改善ができる
ついつい「ストレスなんて抱えたくない!」と考えてしまいますが、
すべてのストレスをなくす必要はなく、人がよりよく生きていくためには、適度なストレスが必要と言えます。
科学的根拠のあるストレス解消法5選
ある程度のストレスは必要だと言ったものの、やはり、ストレスは発散したいし、解消したいと思うのが人の性。
そこで、科学的根拠があり、なおかつ簡単に実行できるストレス解消法をご紹介します!!
①本を読む、読書に没頭する
本を読むこともストレスの軽減に効果が期待できます。
イギリスのサセックスにある大学で、心拍数などから読書・音楽視聴・1杯のコーヒータイム・テレビゲーム・散歩
それぞれのストレス解消効果を検証したところ、読書は68%・音楽試聴は61%・コーヒータイムは54%
散歩は42%・テレビゲームは21%ストレス解消効果が現れたそうです。
また、静かなところで読書を行えば、わずか6分間で60%以上のストレス解消効果を得られるとのこと。
ここで重要なのは、本を読むという行為ではなく、
現実世界のことを忘れてしまうくらい夢中になる事が重要であり、
本の内容に没頭しないと効果が最大限に得られない様です。
活字が嫌いな人は、読書ではなく、他に何か没頭できるものを見つけるのがいいかもしれません。
参考:[Reading ‘can help reduce stress’ – Telegraph]
②泣く、とりあえず泣く、我慢しないで泣く
つらくて我慢できないときは、とりあえず泣きましょう。人目を気にせず思いっきり泣きましょう。
心理学では泣くことで得られる効果を「カタルシス」といいストレスに大きな効果が期待できます。
泣くことにより脳から分泌されるホルモンの「プロラクチン」は、ストレスを軽減します。
ですので、とりあえず泣きましょう。
③日を浴びる、光合成できるくらいに日を浴びる、ついでに散歩もしちゃう
太陽の日を浴びましょう。
日光浴をすることで、セロトニンという神経物質が分泌されます。
セロトニンには、気分を落ち着かせたり、緊張を和らげたりする働きがあります。
ついでに、散歩もしましょう。
20分以上の軽い運動や散歩でもセロトニンが分泌されるので、日光浴のついでに散歩もすれば、
セロトニンが分泌されまくります。
散歩をすることで、他にも注意力を高めるドーパミンや気分を高揚させるノルアドレナリンなども
たくさん分泌されているといわれていますので、日光浴+散歩はストレス解消に大きな期待ができます。
④瞑想する・祈る・感謝する
瞑想する・祈る・感謝するという行為もストレスに良い影響を与えます。
瞑想をすると、ストレスによって分泌されるホルモン「コルチゾール」の値が低下すると言われています。
祈りは脳の快楽物質を分泌させることが近年の研究で判明しました。
また感謝をするとストレスを軽減してくれる「ベータエンドルフィン」や「オキシトシン」という
抗ストレス作用がある物質を分泌します。
瞑想しつつ、祈りつつ、感謝すれば、ストレスフリーな生活を送れることでしょう。
⑤爪のマッサージをする、薬指以外の爪のマッサージをする
爪の生え際を刺激することで、ストレス解消につながり、内蔵機能の働きを高めてくれます。
爪の両側には神経をととのえる「ツボ」があります。
そのツボを少し強くもみ続けることで副交感神経にスイッチが入り、リラックスモードになります。
一方の手の親指と人差し指で、もう一方の手の瓜の生え際を両側からはさむようにしてつまみ、そのままもみましょう。
痛みを感じる程度の強さで10秒から20秒程度もんでみましょう。
自律神経のバランスがとれ、リラックスできるはずです。
ただ、薬指のみ交感神経の緊張を招きますので、逆効果となってしまいますので注意しましょう。
まとめ
ここまで、簡単にできるストレス解消法を紹介してきました。
どれもこれも、すぐに始められることばかりです。
普段の生活にどれか一つでも取り入れ習慣化していくことで、
普段のストレスを少しは軽減できるのではないでしょうか。