バンギャ(V系)用語 初級~上級まで網羅!

バンギャ
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本日は音楽業界、その中でも日本独特の文化として、いまや世界からも注目される「V系(ヴィジュアル系)」のお話しです。

ちなみに、海外でも“ヴィジュアル系”のことを「visual-kei(ヴィジュアル・ケイ)」と呼ぶそうです。

今回は、そんなV系業界の用語に迫ってみたいと思います。

バンギャ用語 – 序章

いつの頃からでしょうか、V系アーティストの女性ファンは「バンギャ」と呼ばれるようになりました。

バンギャは「バンギャル」とも言われ、すなわち「バンドギャル」の略称であります。バンドはV系以外にもありますが、バンギャと呼ばれるのはV系バンドの女性ファンだけです。

最近ではさらに省略化が進み「ギャ」と言われることもあります。もはやどこかの方言としか思えません。

ちなみに、年期の入った女性のことは「オバンギャ」と中々センスのある呼び名が付いておりますが、オバンギャに「オバンギャ」とか「オバンギャさん」とか言うのは失礼にあたるのでやめましょう。

男性ファンの場合は「バンギャ男」、「ギャ男」と呼ばれていますが、本人が思う以上に浮いていることは間違いありません。

そんなバンギャが使う専門用語はたくさんあります。初級編から上級編までまとめてみました。

あなたにもわかる?バンギャ用語 – 初級編

新規・・・最近V系が好きになった人を指す言葉

これはイメージしやすいですね。居酒屋でも使われる「ご新規様いらっしゃいました」みたいなアレと同じです。

あがる・・・ファンを辞めること

これもわかりやすい。「取締役の○○さん、あの人はもうあがってるからね~」という「あがる」に近いですが、バンギャが「あがる」理由は様々です。

インスト・・・インストアイベントの略

CDで言うところのinstrumentalは歌が入っていない曲のことですが、バンギャ界で「インスト」と言えばこちら。
トーク・サイン以外にも握手やハグなど、アイドルのそれ、いやそれ以上のことが行われたりもします。

オキニ・・・(バンド)メンバーから気に入られているギャ(バンギャ)のこと

オキニになることはギャの憧れでもありますが、憎悪の種でもあります。
「あの子、オキニじゃない?」みたいな会話は定番です。

オキラ・・・「オキニ」の反対。つまりメンバーから嫌われているギャ

本当はオキラなのに「オキニ」と言っちゃう「自称オキニ」もいます。

箱・・・ライブハウス、ライブ会場のこと

箱の大きさ=キャパ(収容人数)はバンドの人気を示す指標。

音源・・・CDのこと

「音源ギャ」というライブには行かず、CD・DVDだけを集めるファンもいるとか。

金爆(きんばく)・・・ゴールデンボンバーのこと

ヤフトピでも使われてます。

対バン・・・1つのライブで複数のバンドが出演すること。対義語は「ワンマン」

1990年代後半ぐらいから言われ始めたような。

セトリ・・・セットリストの略語。ライブの曲順

こちらも一般的なライブ用語

ちょっと簡単過ぎました??
普段の生活や、ほかの音楽ジャンルでも使われている割とポピュラーな用語がたくさん出てきました。

難しくなってきた。バンギャ用語 – 中級編

上手(かみて)・・・客席からステージに向かって右側

「じょうず」ではありません。歌舞伎で使われていた言葉だそう。映像の世界では一般常識です。
ちなみに「下手(しもて)」はその逆。
ド上(どかみ)は上手側の一番端っこ、ド下(どしも)は下手側の一番端っこ、ドセンはボーカルの真ん前。

ヲタギャ・・・アニメ・マンガ・ゲームのオタクを兼任するバンギャのこと

忙しい人。

全通(ぜんつう)・・・全部通う、つまりライブツアーの全日程に行くこと。

すべてを捧げてる状態。

大本命盤・・・1番好きなバンド

 

大本命麺・・・1番好きなメンバー

盤はバンド、麺はメンバーです。

池・・・イケメンのこと

 

沼・・・ブサメンのこと

池と沼の違いがはっきりしました。

ヘドバン・・・ヘッドバンキングの略。ドラムに合わせて頭を激しく振る行為。

V系のライブに欠かせないパフォーマンス。

モッシュ・・・リズムに合わせて左右にジャンプする行為

おしくらまんじゅうの激しい版。

オサ・・・おしゃれの略。しかしおしゃれとは限らない。「オサレ」とも言われる。

バンドする歌のお兄さん的な、「ファンとメンバーで楽しくやろうねー」のアイドル的存在。

後述のコテ系と相対するバンドのジャンルとしても意味もある。

V系のライブは激しいものが多いですが、アーティストによって微妙に違ったりなど、パフォーマンスも多様です。

これがわかればあなたも“バンギャ” – 上級編

コテ・・・ジャンルの1種。コテはコテコテの略。(古典から来ているという説もあり)
猟奇と退廃と耽美の三本立てがお約束。
主として黒・エナメルをベースにした派手な衣装。

2000年代後半のV系インディーズシーンはコテ系ばかりだったので、コテ系という言葉はなかったとか。

サイゼン(最前)・・・発音は語尾が下がる(タンメンと同じ)。いわずもがな、皆が欲しがる席。

整理番号順の時に、サイゼンが空いているにも関わらず既にそこに入る人が決まっている、いわゆる「仕切り」という文化もあります。初心者は仕切りには従いましょう。

ダイブ・・・メンバーが客席に向かって飛んでくる行為

 

逆ダイ・・・客がステージ側に向かって飛ぶこと

タイミングを間違えるとニラまれるので注意が必要です。

コロダイ・・・転がりダイブの略。

いつか見たことのある、ライブ中に観客の上を転がるパフォーマンス。靴を履いてやると大変イヤがられる。

咲く・咲き・・・両手を広げ、甲高い声で好きなメンバーの名前を呼ぶ行為。

咲いてはいけないバンドもあるとか。

柵乗り・・・サイゼンの前にある柵に跨り、ヘドバンや咲いたりする行為

いわゆるトランス状態。

布団・・・最前の方が柵に布団を干す形になる行為。上半身はステージ、下半身は客席。背ダイ(背中ダイブ)を受ける時にやる行為

ふつうに痛い。

手バン・・・曲に合わせて手を前後に振る行為

 

拳(こぶし)・・・曲に合わせて拳を突き上げる行為

定番。

デスヴォ・・・Death Voiceの略。低く唸る様に叫ぶ行為。拳で合わせる。

咲き禁盤はこっち。

折り畳み・・・片足を前に出し踏ん張りながら繰り返し上半身を前のめりに倒す動作のこと。

やり過ぎ注意。

麺被り・・・友人・知人と同じメンバーを好きになること。

子どもの頃の「私もあの男子が好きになっちゃった」的な後出しパターンは煙たがれる。

いかがでしたでしょうか??
言葉ではなかなか伝わりづらいと思いますが、実際ライブに行くと会場の一体感、観客の熱狂を肌で感じられると思います。

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