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流行に敏感な方は既に知っているかもしれませんが、昨年から話題になっている洋菓子のひとつが「チーズタルト」です。
きっかけは2014年11月、自由が丘にオープンした「BAKE CHEESE TART(ベイク チーズタルト)」。

出典:[http://gathery.recruit-lifestyle.co.jp/article/1142398136444163101]
連日TV、雑誌で大きく取り上げられ、長い時には1時間以上の行列になるなど、チーズタルト界に突如現れた新星です。
一方、この動きを黙って見過ごすはずもないのが大手コンビニチェーン。
2015年4月にファミリーマートが「プレミアム チーズタルト」を発売すると、11月にはサークルKサンクスが
「濃厚焼きチーズタルト」を発売するなど、瞬く間にスイーツの定番となりました。
さらに大阪発のチーズタルト専門店の「パブロ」が12月にminiサイズのチーズタルトを発売開始するなど、
話題は絶えません。
で、気になるはその味ですよね?
というわけでちょっと遅れての調査になりましたが、チーズタルトを食べ比べてみました。
BOUL’MICH(ブールミッシュ)の「とろけるチーズタルト」
えっ、どこそれ??
いきなりすみません。
本調査を実行しようと池袋をウロウロしていたらたまたま見つけてしまったので、急きょ食べ比べに参戦することに。

出典:[http://www.boulmich.co.jp/maison_bm.html]
ブールミッシュは銀座に本店を構える洋菓子店。北は北海道から南は沖縄まで主に百貨店にあるお店です。
そんなブールミッシュのチーズタルト(税抜200円)がこちら。

さっくりとしたパイに、kiriのチーズクリームを使用し、とろーりなめらかなチーズタルトに仕立てました
とのこと。

断面からもとろりん感が伝わってきます。
では、頂きます。
少し薄めの皮は、サクッというよりもパリッとした食感。
クリームは甘さ控え目で、チーズの塩気がはっきりと感じられます。
さすがのkiriのなめらかさが全面に出てきて、商品名通りのとろけるチーズタルトでございました。
甘さよりもチーズ感が強いので、甘~いスイーツが好きな方にはちょっと物足らないかもしれません。
大人な味のチーズタルトでした。
総合評価 ★★★☆☆
「BAKE」のチーズタルト

BAKE CHEESE TARTを運営する株式会社BAKEは北海道で大人気の洋菓子店「きのとや」の子会社。
きのとやの創業者である長沼昭夫社長の息子さん、長沼真太郎氏が代表を務める会社です。
2012年、真太郎社長がきのとや新千歳空港店の店長だった時代に、とある催事の際、それまで冷蔵販売していた「ブルーベリーチーズタルト」
を焼きたての鉄板のまま並べて販売したところ、行列に。
以降、焼き方や材料など試行錯誤を繰り返しながら今の「焼きたてチーズタルト」が完成。
平行して、北海道に焼きたてチーズタルト専門のKINOTOYA BAKEをオープンした後、2014年2月には東京進出を果たします。
東京初となった新宿店もじわじわクチコミで広がった後、冒頭の自由が丘店オープンへ。
その後も怒涛の勢いで出店を拡大。関東6店舗、大阪2店舗、仙台1店舗の国内9店舗だけに留まらず、香港、タイ、韓国2店舗の海外4店舗に出店中ですが、
今週4/27には国内10店舗目を北千住に、また4/29にはシンガポールへの初出店も予定されています。
全店で焼き上げるチーズタルトはなんと年間1,000万個!

焼きたてチーズタルト(税抜200円)
今回は池袋店で30分並んで購入できました。
特徴はなんといっても“焼きたて”。各店舗内に設置されたオーブンで焼き上げますので、お店の周りは甘い良い香りに包まれています。
チーズムースに使われるクリームチーズは、素材のおいしさを引き出すために、3種類をブレンド。
北海道素材で軽い風味が特徴の「函館産」とコクのある「別海産」。
そこに塩味が強めの「フランス産」をバランスよくミックスさせています。
タルト部分のクッキー生地をよりサクサクでおいしくするために、チーズムースとは別にクッキー生地だけも焼き上げる「2重焼き」をしています。
とのこと。

断面はめちゃくちゃ白くて、瑞々しさが伝わってきます。
では、実食。
クリームがとにかくふんわり!!シュワっと溶けます。
ほんのりと甘いんですが、心地よいレモンの酸味が口いっぱいに広がります。
タルト生地は、上の方は良く焼けていてサクサク、一方下の方はしっとり焼きあがっています。
クリームとクッキーの配分も絶妙です。
2口目に気付いたのは、クリームがとにかくミルキーであること。
1口目はレモンの酸味に気を取られてしました。
このミルク感がBAKEのチーズタルトのベースを作っているのだと思います。
いや~美味い。幸せだ。
総合評価 ★★★★★
サークルKサンクスの「濃厚焼きチーズタルト」
昨年暮れにチーズタルト界を騒がせたのが、2015年11月に発売されたサークルKサンクスの「濃厚焼きチーズタルト」(税抜147円)です。

思いっきりBAKEを意識した見た目ですが、発売からわずか3日で100万個、現在までに1,000万個を販売した大ヒット商品です。
BAKEが年間1,000万個販売とのことなので、半年足らずでその数を販売してしまったのですから驚きです。
ちなみに2016年度モンドセレクション金賞も受賞しているそうです。

3種のクリームチーズに独自配合の小麦粉を使用したバター香る生地が特徴
209kcal 脂質13.9g (1個当たり)
とのこと。
お値段が安めなので、他社商品よりも若干小さいです。
では、実食。
味もBAKEに近い感じです。
クリームはレモンの酸味がしっかり効いていて、ほんのりクリームチーズの甘さも感じます。
おそらく冷蔵のせいでしょう、食感はBAKEに比べるとやや硬めです。(焼きたてを食べてみたい!)
あっ、でもとても美味しいですよ。
いつでも並ばずに買えるコンビニでこのクオリティ、このお値段なら言うこと無しです!
クッキー部分はしっとり仕上がっておりました。
総合評価 ★★★★☆
ファミリーマートの「プレミアム チーズタルト」
ファミリーマートの「プレミアム チーズタルト」の登場は2015年4月。
昨年暮れには後述のチーズタルト専門店「パブロ」監修のチーズタルトを発売するなど、ファミリーマートさん、かなり力が入っています。

出典:[http://news.mynavi.jp/news/2015/12/25/679/]
今回のターゲットはこちらのプレミアム チーズタルト(税抜184円)。

北海道産のクリームチーズや牛乳、クリームを用いて、風味豊かで香ばしいタルト生地で焼き上げた、なめらかで口当たりの良いチーズタルト。
タルト生地には通常の2倍以上のアーモンドパウダーを使用し、さっくりと香ばしい味わいのタルトに仕上げている。
227kcal 脂質14g (1個当たり)
パッケージには温め推奨となっていましたが、今回は公平性(?)を期すため冷蔵のまま頂きました。

これは、今までのどれとも異なる味です。
なめらかチーズクリームは、チーズよりたまごの味を強く感じます。
先のどれよりも黄色みがかっている理由がわかります。
どこかで食べたことのある味、そうカスタードプリンのような味なのです。
甘さはどれよりも甘かったです。
タルト生地は若干ボロボロしていまして、クリームも含めて温め推奨の理由がわかった気がしました。
総合評価 ★★★☆☆
PABLO(パブロ)のチーズタルト

出典:[http://www.pablo3.com/shop/]
2011年9月、焼き加減が選べるチーズタルト専門店として大阪・梅田に誕生したのがPABLO(パブロ)です。
とろける食感の”レア”と、絶妙な焼き具合の”ミディアム”、文字通り焼き加減を選べるチーズタルトは瞬く間に大人気となります。
2013年3月には関東初上陸の渋谷店をオープン。(現在は閉店)
TVのグルメランキングでも度々ランクインするなど、メディア露出と共に店舗を拡大していき、現在は国内19店舗、海外2店舗にまで成長しています。
PABLOのチーズタルトの通常サイズは約15cmですが、昨年12月より待望の手のひらサイズ(約6.5cm)の「PABLO mini」が登場しました!
取扱店舗は梅田店/京阪百貨店すみのどう店/心斎橋店/道頓堀店/神戸元町店/姫路店/表参道店/ららぽーと立川立飛店/新静岡セノバ店
/天満屋岡山店/沖縄国際通り店/PABLO mini 秋葉原店となっています。
今回はPABLO mini 秋葉原店で購入。10分ほどの待ちでした。

現在は、写真の「PABLO(パブロ) mini – プレーン(税抜185円)」と「PABLO(パブロ) mini – 濃厚とろけるチョコ(税抜213円)」に加えて
「PABLO(パブロ) mini – 濃厚とろける宇治抹茶(税抜213円)」が販売されています。
サクサク食感のタルトにクリーミーなチーズ生地を流し込み、ほんのりこげ目がつくまで焼き上げました。
口あたりがよく、なめらかな味わいが口いっぱいに広がります。

断面はこんな感じ。チーズ生地がきれいな2層になっています。
通常サイズの方は「ふわとろすぎて自立できない」なんて言われてましたが、miniは安心して下さい、しっかり自立しています。
では、プレーンから頂きます。
おお、なんとクッキー生地がカリカリ!いや全粒粉でしょうか、ザックザク!
ザクザク好きにはたまらない食感であります。
そして、クリームはBAKE同様ふわふわシュワシュワ。こちらは上層の生地です。
下層のクリームはねっとり濃厚クリームチーズ、例によってレモンの良い香りが鼻を通ります。
両者が口の中でコラボすると、とってもなめらかで、味わい深いクリームチーズとなります。
全体としてはBAKEよりもさらに軽く、いくつでも食べられちゃいそうです。
チョコの方は、濃厚のようであっさりしています。どこかで食べたことがあるような。。
いわゆるフォンダンショコラのような生地です。ふわふわ感はプレーンと同様。
こちらもとっても美味しいです。
総合評価 ★★★★★
チーズタルト食べ比べの感想
勝手に星を付けちゃいましたが、どれも個性があって美味しかったです。
サンクスの濃厚焼きチーズタルトはお値段もリーズナブルで普段使いとしては最高です。
そして、中でもBAKEとPABLOは別格でした。
でも、コンビニは冷蔵になってるんで仕方ないんです。
BAKEとPABLOもできるだけ出来立てで食べるのが〇!冷蔵なんてもったいないです。
是非ふわふわクリームチーズを食べて下さい!
今回は、全チーズタルトそのまま食べましたが、オーブンやレンジで温めたり、冷凍庫で凍らして食べる方法もあります。
本当は全部試してみたかったのですが、取材費なんてものはありませんで、これが限界でした。。
余力のある方は是非試してみて下さい。
そして、まだ見ぬ絶品チーズタルトもたくさんあると思います!
これは是非食べて欲しいというチーズタルトがありましたら是非教えて下さい。