ギャンブルで勝ちたければ【還元率】を学べ!パチンコ,競馬,宝くじ等ランキング

目次

目次



スポンサードリンク

いや~、ギャンブルって面白いですよね。

我が職場でも「今週末の日本ダービーは〇〇でしょ!」とか、「昨日、新台の〇〇打ってきて××」とか、

ある日FXを始めたと思ったら1か月経たないうちに数十万円を失った人とか、ギャンブルで勝った負けたの話は枚挙にいとまがありません。

かくいう私も学生時代は年に360日パススロに通うクソ学生だったので、男のロマンともいうべきギャンブル文化を大いに盛り上げていきたいと思っております。

しかし、ギャンブルの世界に足を踏み入れるということは、その闇、すなわちギャンブル依存症に始まる借金生活、

あるいは逃亡生活へ一歩近づくということでもあります。

ウシジマ的な最悪の状態を避ける為には、「ギャンブルを正しく理解する」ことが必要であります。

というわけで、今回はこれからギャンブルを始めようという方も、俺は既に後戻りできないギャンブラーだぜというあなたにも知っておいて欲しいギャンブルの「還元率」のお話しです。

「還元率」って何?

よく語られる話ですが、パチンコ、競馬、競艇、宝くじなどすべてのギャンブルには必ず「胴元(どうもと)」がいます。

胴元というのは、ギャンブルしたい人からお金を集めて、勝った人・当たった人にお金を渡す仲介人です。(カイジでいうところの班長です。)

胴元は、勝った時、当たった時にお金をいくら渡すのかを決めたりもします。

公営ギャンブルでは、掛け金に対する胴元の取り分(控除率)は法律によって定められています

逆に言えば、私たちのようなお金を掛ける側に戻ってくるお金も決まっています。

戻ってくるお金のことを「還元率(あるいは払戻率)」と言います。

計算式にすると下記のようになります。

掛けた側に戻ってくるお金 = 掛け金の総額 × 還元率 (払戻率) = 掛け金の総額 × (1-控除率)

例えば、みんなの掛け金が1億円で、控除率が20%のギャンブルであれば、当たった人に返ってくる総額は8,000万円という具合です。

当然、胴元が持っていくお金が少ない、すなわち還元率が高いギャンブルの方が、掛けに勝つチャンスが多いのは言うまでもありません。

ギャンブル別還元率(払戻率)ランキング

さて、本題の還元率ランキングを見ていきましょう。

ここでは、公営ギャンブルと呼ばれる合法なギャンブルとちょっとグレーだけどやっても捕まることのないパチンコ、パチスロを対象にしてます。

警察に見つかると逮捕されちゃうギャンブルは対象外になってますので悪しからず。

【第6位】 宝くじ 還元率 約50%

宝くじ

宝くじは、[当せん金付証票法]によって地方公共団体が発売することを許可された、地方財政資金の調達を目的とした合法の賭博です。

江戸時代には、富籤(とみくじ)として販売されていました。

抽選によって賞金獲得者が決まるのが特徴で、「サマージャンボ宝くじ」「ドリームジャンボ宝くじ」のような開封くじと呼ばれる抽選で番号が一致すれば当選金を得られるくじ、被封くじと呼ばれるいわゆるスクラッチくじ、数字選択式のナンバーズ、ロトなどがあります。

宝くじの払戻率(還元率)は、「当せん金品の金額又は価格の総額は、その発売総額の5割に相当する額に加算金(例:キャリーオーバー)を加えた額を超えてはならない」と法律で定められています。

平成26年度実績では、販売金額9,007億円に対して、当選金4,204億円となっており、払戻率46.7%と公表[宝くじ公式サイト]されています。

還元率46.7%という低さですが、売上に対しての経費は12.3%に過ぎません。

残りのほとんど(39.8%)は税金として、都道府県や市区町村の公共事業等(高齢化少子化対策、防災対策、公園整備、教育及び社会福祉施設の建設改修など)に使われています。

ゆえに、宝くじ購入時に税金を払っていることになるので、宝くじの当選金には税金はかかりません。(とはいえ税率としては高過ぎですが。)

いずれのくじも当選するか否かは完全に“運”によるものです。

50%しか返ってこないのですから、1発当たったら人生アガれないと意味がありません。

当たってもせいぜい300万円のスクラッチくじよりも、1等で5億円、前後賞併せて7億円のなんとかジャンボにぶっこむべきだと思います。

【第6位】 サッカーくじ(toto・BIG) 還元率 約50%

サッカーくじ(toto・BIG)

サッカーくじは「スポーツ振興くじ」とも呼ばれますが、正式名称は「スポーツ振興投票」です。

文部科学省の指導監督の下、独立行政法人日本スポーツ振興センターにより運営・発売されている公営ギャンブルです。

名称にはスポーツ振興という文字が入ってますが、実際販売されるくじはサッカーの試合を対象としたものだけです。

平成26年度のサッカーくじの還元率は49.7% ※販売収入1,115億円、払戻返還金554億円[文部科学省HP]

売上から払戻金と経費を除いた収益のうち、3分の2はスポーツ施設の整備・国際的競技力向上、国際的なスポーツ活動、

スポーツ指導者の育成などスポーツ全般の助成に、残り3分の1は国庫納付金として使われます。

スポーツ振興くじには「toto」「BIG」2種類のくじがあります。

totoの中には、13試合のホームチームの結果を予想して最高5億円がもらえるtoto、5試合の結果を予想するmini toto、3試合・6チームの得点数を予想するtoto GOAL3があります。

BIGは、指定されたサッカーの14試合の試合結果をコンピュータがランダムに選択し、全て一致したら見事一等当せん最高6億円がもらえるくじです。

totoは各チームの能力や状況を把握するなど推理力が必要であるのに対して、BIGは完全に運で決まります。ちなみに、いずれのくじも当選金に対して税金はかかりません。

スポーツ振興くじの最大の特徴は「キャリーオーバー」という制度がある点です。(宝くじにも一部キャリーオーバーがあるものもあります)

キャリーオーバーとは、当選者が少なく、払戻金が定められた金額以下になった場合、次回以降に払戻金を繰り越す制度です。

totoでは通常時最大1億円ですが、キャリーオーバーが発生すると最大5億円になる可能性があります。

BIGは通常時最大3億円ですが、キャリーオーバーにより最大6億円になることがあります。

当然、キャリーオーバー発生時だけ、ぶっこめば還元率は上がります。

【第5位】 オートレース 還元率 70%

オートレース

オートレースは、最大8車で行うオートバイの競走に対して賭ける公営ギャンブルです。

法改正により、2008年以降、経済産業省の下、公益財団法人JKAがオートレース及び競輪の振興、規定作りや選手育成などを行っています。

レース自体の主催は地方公共団体が行っています。

オートレースの特徴は、強い選手ほどハンデがキツく、弱い選手は強い選手よりもスタート位置が前にあるという点です。

競馬でもハンデ戦がありますが、オートレースはほぼ全てのレースでハンデがあります。

このルールを面白いと面白くないと思うかはあなた次第です。

掛けに参加するには、勝車投票券(通称:車券)を購入します。

車券には、1着を予想する単勝、3着以内を予想する複勝、1着・2着を予想する連複など9種類あります。

2012年4月1日に小型自動車競技法が改正され、オートレースの還元率(払戻率)はそれまでの75%から70%に引き下げられました。

この背景には、長きに亘る売上減少(平成26年度実績 668億円)という課題があるのですが、

結果的に還元率の引き下げによってさらに客離れを引き起こしており、テコ入れしている最中です。

JKAに入ってくるオートレースの交付金は、地方自治体が行う住宅、学校の建設、上下水道、道路の整備等公共施設の整備に役立てられています。

【第3位】 競輪 還元率 75%

競輪

競輪は最大9名で行う自転車の競走を対象とした公営ギャンブルです。オートレースと同様、公益財団法人JKAが運営を行っています。

競輪の魅力は、最後の最後までレース結果がもつれることが多いこと。

また、自転車の速度は時速60km、人間の足で漕ぐわけですので風の抵抗を強く受けます。レース前半は後方にいる方が有利になりますので、

団体競技的な側面も持ち合わせている点が、予想の複雑さと面白さを生み出しています。

2012年にオートレースの還元率は引き下げられましたが、競輪はそれ以前と同じ75%で運営されています。

競輪もオートレース同様売上の減少が続いており、平成3年度 1兆9,553億円が、平成26年度には6,159億円まで減少しています。

しかし、近年は底打ち感も出てきています。

競輪の車券には、他のギャンブルにあるような単勝、複勝は無く、3連単、3連複、2車単、2車複、2枠単、2枠複、ワイドの7種類となっています。

【第3位】 競艇 還元率 75%

競艇

競艇は6艇のモーターボートで行う競技、公営ギャンブルです。近年では「BOAT RACE(ボートレース)」という呼称に統一され、

競技場名やCMなどすべてこの名で統一され、メディアでは「きょうてい」という名は聞かなくなりました。

競艇の特徴は、他の競技と異なり、スタートが同時ではないという点です。競艇のスタートは予め決められた時刻から1秒以内にスタートラインを通過するというルールになっており、できるだけ早くスタートラインを通過した方がその後のレースを有利に進められます。

しかし、スタート時刻よりわずかでも早く通過するとフライング失格となり、その後1ヶ月~数か月レースに出場できなくなるため、選手も観戦者もハラハラドキドキします。

このスタートから1マークと呼ばれる1回目のターンで大半のレースが決着してしまう為、それを面白いという人とつまらないという人にわかれます。

競艇で販売されるのは「勝船投票券(通称:舟券)」で、オートレースや競輪同様、購入時には当たった時に貰える配当金はわかりません。

(オッズと呼ばれるその時点での配当金額は公表されますが、舟券の購入状況により随時変化します)

モーターボート競走法により、還元率(払戻率)は75%となっており、残り25%のうち、公益財団法人日本財団への交付金2.6%、競走会交付金1.3%などを除き、さらに開催経費(賞金や機材費、人件費)を除いた金額が施行者である地方自治体の収益となる。

競艇は競輪、オートレースと異なり近年売上が増加しており、平成27年度実績で売上高 1兆422億円となっています。

要因は様々考えられますが、競技場への設備投資による快適な環境の整備や、アイドル選手のPRによる女性ファンの育成、CMなどによるイメージ戦略などが成功しているなどが挙げられます。

舟券は単勝、複勝、2連単など7種類がありますが、レースが6艇で行われるため、他の競技に比べると選びやすく当てやすいという特徴があります。

ただし、選手の能力、レース場の特性や気象条件、モーターの良し悪しなど勝つためには膨大な知識を必要とします。

【第2位】 競馬 還元率 70%~80%

競馬

競馬は競走馬によるレースに賭けるギャンブルです。オートレース、競輪や競艇よりも馴染みのある方は多いのではないでしょうか。

競馬には中央競馬と呼ばれるJRA(日本中央競馬会)が主催するレースと、各地方公共団体が主催する地方競馬がありますが、本稿では中央競馬について説明します。

JRAは農林水産大臣の監督の下、競馬法に基づき競馬を行う団体です。

日本国政府が資本金全額を出資する特殊法人ですので、売上から事業費を除いた利益(約10%)は国庫に納付され、畜産振興事業や社会福祉事業に使われています。

(平成27年度実績 事業収益:2兆6,030億円 国庫納付金:2,583億円[参照]

競馬で販売されるのは「勝馬投票券(通称:馬券)」で、競輪や競艇と同様に購入時に配当金はわかりません。

(購入時点での配当の予想はわかります)

競馬の醍醐味は、レース終盤の壮絶な叩き合いと、何代にもわたる血統の戦いです。競馬は他の競技に比べてロマンを求めて馬券を購入する傾向が強く、「好きだったあの馬の子だから買う。

勝つところを見てみたい」みたいなギャンブル的には非合理なことがしばしば起こります。

馬券の還元率の特徴は、法改正により平成26年6月以降、投票法により還元率が異なる点です。

具体的には、以下の通りです。

投票法 単勝 複勝 枠連 馬連 ワイド
払戻率(還元率) 80% 80% 77.5% 77.5% 77.5%
投票法 馬連 3連複 3連単 WIN5
払戻率(還元率) 75% 75% 72.5% 70%

確率的に当たりやすいものほど還元率が高く、逆に当たった時の配当金が高くなりやすいものは還元率が低く抑えられています。

全体を平均すると約75%の還元率に設定されています。

競馬で勝つためには、馬や騎手の能力や調子、コースの特性、レース展開などを読む必要がありますが、突然やる気を出したり、

逆にやる気を失くしたりと気まぐれな馬も少なくないのが難しいところです。

【第1位】 パチンコ・パチスロ 還元率 80%~95%

パチンコ・パチスロ

出典:https://pachiseven.jp/articles/detail/479

2位までに出てきたギャンブルは、明確に法律で認められていますが、パチンコ・パチスロはグレーなギャンブルです。

グレーなだけにお金の流れが複雑です。

遊技者は、まずホールと呼ばれる遊技台が並ぶお店でパチンコであれば玉(1個4円or1円)を、パチスロであればコイン(1枚20円or5円)を借りて遊技をします。

遊技が終わった時に手元に残った玉orコインは、一旦ホール内で「景品」と呼ばれるプラスチック製の板に交換します。

その後、ホールの外にある別の窓口に景品を持っていくと現金と交換できます。これがいわゆる三点方式と呼ばれる換金の仕組みで、

法律的にはアウトなはずなのに黙認されています。

パチンコ、パチスロの還元率が80~95%と言うと高く感じる人もいるかもしれません。

まずはそれぞれどういう仕組みになっているのかを解説しますと、

パチンコの場合は、ボーナス当選確率は機種毎に常に一定です。(違法行為により操作された機械を除く)同じ機種であれば、

違う台でも当選確率は同じです。

ボーナスに当選すると玉がジャラジャラとたくさん出てきます。

逆にボーナスに当たらないと玉がどんどん減っていきます。

ので、ボーナスに当たれば当たるほど儲かるということになります。

抽選は、チェッカーと呼ばれる穴に玉が入った時に行われます。

このチェッカーへの玉の入りやすさがお店や台によって異なります。

前述の通り、玉は1個何円で借りるものですので、チェッカーに玉が入りやすいほど、当たるまでに消費する玉が少なくなり、儲かりやすくなります。

チェッカーへの玉の入りやすさは、釘(くぎ)で決まります。

(アナログですね)ですので、パチプロは釘のコンマ何ミリの違いがわからないといけません。

パチスロの場合は、機種毎に設定1~6と呼ばれるボーナス当選確率が定義されています。

例えば、ある機種Aでは設定1のボーナス当選確率は1/200、設定6では1/120といった感じです。

設定1よりも設定6の方がボーナス当選確率が高く、儲かりやすくなります。設定は、お店の人(主に店長クラス)が機械の中にあるボタンをポチポチすることで決まります。

いじれるのは閉店後と開店前だけなので、営業時間中に設定を変更することはできません。

ですので、同じ機種でも台毎にボーナス当選確率が異なるということになり、お店側も出す台(当選確率が高い台)と出さない台(当選確率が低い台)を作ることで、お客にここは良い店だと思ってもらえるような演出をします。

スロッターは、より良い設定が入りやすいお店を選び、かつどの台が良さそうかを予想し、実際にプレイをする過程で設定がいくつなのかを予想します。高設定の台でのプレイ時間を長くするほど勝ちに近づきます。

続いて還元率についてですが、そんな仕組みになっていますので、パチンコの場合は、釘を閉めてチェッカーに入りづらくすればするほど還元率は低くなります。

究極、絶対にチェッカーに玉が入らない状態にもでき、その場合は還元率0%ということになりますが、そんな沼みたいなことをすればお客が入らなくなってしまうので、適度に調整します。

パチスロの場合は、予め機種毎に設定による還元率(機械割と言います)が決まってまして、おおよそ設定1が90~95%、設定6で105~120%です。お店の人は設定1 or 2をメインに、設定4~6の台を少し入れることで利益を出しています。

というわけで、パチンコの還元率はお店側の意図ですごく良くもすごく悪くもできますが、パチスロは決められた範囲で選択することになります。ただし、いずれも還元率を決めるのはお店(ホール)です。

ちなみにパチンコホール業界大手のダイナムの[決算資料]によると、貸玉収入 8,449億円、景品出庫額 6,890億円 で還元率は81.5%となっています。

パチンコ、パチスロは80%以上という他の公営ギャンブルと比べて高還元率にも関わらず、何万円も何十万円も負けてしまう人が後を絶たないのは、単に運がないという側面もありますが、それよりも打ち過ぎが原因であることが多いように思います。

パチンコ、パチスロにおける還元率の考え方で勘違いしやすいのは、1万円を投入したら8千円返って来るわけではないという点です。

例えば、1万円で1枚20円のパチスロをやる場合、1ゲームで3枚のコイン、60円分を必要とします。ボーナスも子役(小当たりのこと)も何も当たらなければ1万円で166ゲームできます。

機械割(還元率)を仮に90%とすると、166ゲームでの期待収支は-1,000円ということになります。

しかし、実際にはボーナスあるいは子役が当たることにより多少なりともコインが戻ってきます。

そのコインを投入してゲームを続けるとどうなるでしょうか。

先ほどは166ゲームでしたが、実際には250ゲームやることになるかもしれません。その時の期待収支は-1,500円です。

還元率90%で1万円の投資でしたが、250ゲームやると理論上は1,500円失って残金8,500円になります。

残金9,000円ではありません。還元率は、投資額ではなく、ゲーム数、投入したコインの枚数に対しての払戻率ということです。

パチンコは還元率が高いですが、何時間あるいは1日中打っていれば何万円もの負けになってしまいます。

逆に、競馬や競艇などは1日のレース数が決まってますので、1回当たりに買い過ぎなければ大きな損になることはありません。

パチンコ、パチスロをやる際はこの点にご注意下さい。

総括

ギャンブルの見方は変わりましたか?

一見全部同じに見えるギャンブルも、ひとつひとつひも解いていくと様々なことが見えてきます。

ギャンブルは決して“運”だけのものではありません。

パチンコ、パチスロ、競馬や競艇などどれも個々人の能力や努力によって結果に差が生まれます。センスのある人、努力をした人ほど「勝ち」に近づきます。

BIGのような一見運の要素だけに見えるものでも、知恵を使えば「勝ち」に近づくことができます。

※本稿は決してギャンブルを薦めるものではありません。やる際は自己責任でお願いします。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次