スシローペロペロ調停成立!賠償金取り下げはなぜ?少年は家裁送致も

年初から世間を騒がせてきた、「スシローペロペロ少年事件」



2023年8月1日、遂にスシロー運営元と少年側で行われていた調停が終結、和解が成立したことが判明しました。

6,700万円の賠償金請求は取り下げられた

スシローペロペロ少年のその後が悲惨過ぎる…賠償金払えない場合自己破産も


世間では、「スシロー側の対応は優しすぎる」といった声も挙がっていますが、本当にそうなのでしょうか。

賠償金請求はあくまでも❝民事❞の話

今回は、スシローペロペロ事件が遂に終結で調停成立、賠償金取り下げはなぜなのか、少年の家裁送致と今後について調べてまとめました。


目次

スシローペロペロ調停成立!

2023年8月1日、遂にスシロー運営元と少年側で行われていた調停が成立、和解したことが判明しました。

7月31日付け大阪地方裁判所で調停が成立し、訴えが取り下げられた


事の発端は、2023年1月3日スシロー岐阜正木店で発生した迷惑行為。


当時17歳の少年が、

①しょうゆ差しの注ぎ口をなめる
②未使用の湯飲みをなめる
③回転レーン上のすしに指で唾液を付ける

などの迷惑行為を行い、その内容がSNS上で拡散したもの。


この一件は親会社の株価に影響し、時価総額が一時160億円以上下落しました。
株価自体は2,3日で回復したものの、

・客足が大幅に減少した
・得られるはずだった利益の減少
・会社の社会的信用の低下

などの損害を被ったとして、少年側に6,700万円の賠償金を求めて訴訟を提起していました。


一方で、少年側は「少年は現在も反省の日々を送っている」「客が減少した原因は他店舗との競合も考えられる」として請求棄却を求め反論していた

賠償金取り下げはなぜ?

スシローを運営する「あきんどスシロー」は、請求を取り下げた理由に関して、

「具体的な内容の公表は控えるが、先方(=少年)に責任を認めていただき、当社としては納得のできる相応の内容で和解をした」

ため、とコメントしています。


正直な話、訴えを取り下げたということは「このまま裁判で争って判決を待っても、6,700万円を請求することは難しい」とスシロー側が判断したということでしょう

スシロー側は事件発覚当初、

民事、刑事の両側面から厳しい対応を求めていきたい」

と言及していました。

民事=賠償金請求刑事=少年の処罰において納得がいく対応が得られたので、請求取り下げしたのでしょう。


民事上の責任

加害者側が、スシロー運営元に対して負う金銭的な賠償のこと。

今回のケースでは、被害を被ったスシロー側が訴えを起こしてたわけですが、判決を待たずに少年側と和解(=示談)し、訴えが取り下げられたということになります。

調停成立が成立したということは、なんらかの条件が提示されて、運営元も了解し示談に至ったということ。

つまり、加害者側から賠償金(具体的な金額は不明)が支払われた可能性が高い。



どちらも内容を頑なに公表していないことから、和解の条件として「示談内容を一切口外しないこと」と含まれているのでしょうね。

裁判で判決を下されても、調停で和解が成立しても、その内容に法的拘束力があることには変わりありません。

和解で示された内容が物凄く金銭的に負担が大きいものでも、加害者側がそれを了解した時点で「和解成立」になる

では、刑事事件として問われる責任はどうなるの...

少年は家裁送致も

賠償金請求はあくまでも民事事件の一側面。

刑事事件として問われる少年の責任はどうなるでしょうか。


当該少年は、2023年8月1日時点で、器物損壊の非行内容で岐阜家庭裁判所に送致されたことがわかっています。


家裁送致されたらどうなる?
犯罪の嫌疑がある少年について、警察官と検察官は、必ず家庭裁判所へ送致することが少年法で義務付けられています。
家裁送致後、少年の家庭環境や性格などについて調査を行い、その調査結果等を参考にして、裁判官が少年に対する処分内容を決めます。
参考:ベリーベスト法律事務所

一般的に家庭裁判所で処分が決定すれば前科はつきません。


しかし、罪質やその事情を加味して家庭裁判所が刑事処分相当(=重大な罪)と認めるときは、事件を検察官に戻すことになります。

一度検察官から家裁に送られてきた事件を、再度検察官につき戻すことを「逆送」という


逆送されるとほぼ100%起訴され、成人と同じ手続きを踏んで有罪となる可能性が高いため、そうなると前科がつく可能性も大いにあります。


ネット上の声

「スシロー側が6,700万円の損害賠償請求を取り下げ、和解が成立した」という報道がされ、とネット上では様々な意見が挙がっています。

スシローが6,700万円の請求を取り下げたことに対して、「甘い」「優しすぎる」といった批判の声もありますが、実際のところ無罪放免で少年と和解したわけではないはずです。


6,700万円には届かずとも、現に店内の備品取替費用などは発生しているわけで、そういった費用の賠償は必ず発生します。

また、賠償請求はあくまでも❝民事❞の問題であり、少年は家裁送致されていることから❝刑事❞事件としての責任も今後問われていくことになります。

高校を自主退学し、本意ではないにせよ氏名や画像も公表されている以上、社会的な制裁は十分に受けているのではないか、といった声も聞かれました

まとめ

今回は、スシローペロペロ事件が遂に終結で調停成立、賠償金取り下げはなぜなのか、少年の家裁送致と今後について調べてまとめました。

・スシロー迷惑行為少年と運営元の調停、和解が成立
・和解内容については非公表
・6,700万円の賠償金は請求取り下げになった
・少年は今後刑事面での責任を追及される

今回の件は十二分に反省し、少年には真っ当な道を歩んで行ってほしいと思います。

スシローペロペロ少年のその後が悲惨過ぎる…賠償金払えない場合自己破産も

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