昨今世間を騒がせている「ダウンタウン」松本人志さんの性加害疑惑に関する問題。
2024年1月22日、松本さんは「週刊文春」を刊行する株式会社文藝春秋ほか1名を相手取り、個人で訴訟を提起したことがわかりました。
【発表】松本人志、『週刊文春』を提訴 発行元に損害賠償請求https://t.co/BigYQFnp6I
— ライブドアニュース (@livedoornews) January 22, 2024
飲み会で性的行為などを強要したとの疑惑を報じた『週刊文春』の発行元である文芸春秋社に対し、名誉毀損による損害賠償と謝罪広告の掲載などを求め、東京地裁に提訴。松本個人による提訴となる。
名誉毀損に基づく損害賠償請求及び訂正記事による名誉回復請求を求める訴訟を提起したという
ここまで世間で注目を集めている件において、担当を任された弁護士とは一体どのような人物なのでしょうか。
今回は、
・田代政弘弁護士(松本人志裁判)の評判
・田代政弘弁護士の経歴
・陸山会事件で処分の過去
について調べてまとめました。
実は過去の事件において、不起訴処分にはなったものの辞職した経緯があるようで…
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
田代政弘弁護士(松本人志裁判)の評判と経歴
田代政弘弁護士の経歴
松本人志さんの裁判を担当することになった
八重洲総合法律事務所の田代政弘弁護士
とは一体どのような人物なのでしょうか。
名前:田代政弘(たしろまさひろ)
生年月日:1967年1月
年齢:57歳(2024年1月時点)
職業:弁護士、税理士
田代弁護士は、元検察官(いわゆるヤメ検)で、現在は弁護士・税理士として活動されています。
これまでの経歴と学歴は以下の通りです。
学歴
1985年 國學院大學久我山高等学校卒業
1990年 早稲田大学社会科学部卒業
経歴
1998年 東京地方検察庁検事・年横浜地方検察庁検事
1999年 甲府地方検察庁検事
2001年 東京地方検察庁検事
2002年 東京地方検察庁八王子支部検事
2003年 横浜地方検察庁小田原支部検事
2005年 東京地方検察庁検事
2006年 証券取引等監視委員会出向
2009年 東京地方検察庁検事
2011年 新潟地方検察庁検事
2012年 東京地方検察庁検事兼法務総合研究所教官
→同年退官、三菱化学メディエンス入社
2014年 東京弁護士会弁護士登録、八重洲総合法律事務所入所
2015年 税理士登録
2016年 東京都高校野球OB連盟理事、一般財団法人ILFJ監事
順風満帆に見える輝かしい経歴ですが、実は田代弁護士は、2012年に検察官を辞職しています。
現在は弁護士事務所に勤務する田代氏ですが、気になるその評判についてネット上で調べてみました。
田代政弘弁護士の評判
田代政弘弁護士の評判について、SNSでの反応を調べてみました。
立花孝志氏は「三流弁護士」と言い切っています…
担当した弁護士の田代政弘さん、その評価は2.5という低評価…。
— 名犬ちろ (@meiken_chiro) January 22, 2024
松ちゃん、やはり有名な弁護士探すの難しかったんだね。こういう人しか弁護引き受けてくれなかったなんて…。しかもこの弁護士さん、前職業を不祥事で懲戒されてるんだよ。大丈夫か?松ちゃん。もう少し有名どころを探した方が良く無い? pic.twitter.com/X464E5UvCE
田代弁護士のみの評価ではありませんが、所属する弁護士事務所の評価もあまり良くないという指摘も見受けられました。
こればかりは個人の評価ではないので、なんともですね…
それにしても、通常こうした訴訟案件で弁護士の名前を聞いても、「誰かな?」と思うのが普通ではないでしょうか。
ネット上では名前が明かされた時点から、否定的な見方をする意見が目立つように感じます。
その理由は、田代弁護士が検察官時代に担当したある事案でのマイナスの印象が強いためと思われます。
参考: 松本氏の代理人の田代政弘弁護士は法曹界では著名人です。https://t.co/IdGfIa2FoU 陸山会事件/容疑者/石川知裕の捜査報告書に虚偽の記載をしたとして/虚偽公文書作成及び行使罪で告発されたが不起訴/法務大臣からは減給6ヶ月100分の20の懲戒処分を受け検察官を辞職https://t.co/fwpUO1TMz0
— 紀藤正樹 MasakiKito (@masaki_kito) January 22, 2024
検察官を辞職するきっかけにもなった「陸山会事件での不祥事」とは、一体何なのでしょうか。
陸山会事件で処分の過去
実は、「田代政弘」弁護士の名前がここまで知られているのは、
2012年陸山会事件の捜査において、虚偽公文書作成及び行使罪で告発された過去
があるからです。
松本人志 週刊文春を提訴 発行元の文芸春秋に5億5000万円の損害賠償請求
— エビグラ (@rainrain888888) January 22, 2024
弁護士は
陸山会事件で虚偽記載をした
元検事の田代政弘
もっとましなんおったやろ pic.twitter.com/oCSTj1T9rG
田代弁護士は、東京地方検察庁特別捜査部に勤務していた際、陸山会事件の捜査に関わっていました。
陸山会事件とは?
「陸山会」とは、小沢一郎議員が管理する資金管理団体の名称。
2004年に取得した東京都世田谷区の土地について、政治資金収支報告書に虚偽の収支を記入したとされる事件。
起訴状では20億円を超す虚偽記載であり、政治資金規正法の虚偽記載罪では過去最大の金額となった。
当時検察官だった田代氏は、当時容疑者として取り調べを受けていた石川知裕議員に関して、実際にはなかったやり取りを捜査報告書に記載したとして、市民団体から告発されたのです。
この件は最終的に田代氏個人の記憶違いとして幕引きが図られ、刑事処分としては不起訴になりました。
引用: X (twitter.com)
捜査報告書の内容が事実に基づいていないことを指摘されると、
「この日の調べは一言一句記録していたわけではない。
思い出し思い出し数日かけて作成した。
(石川議員が)拘留中に話したことや保釈後に書いたものと記憶が混同した」
と弁明。
❝アキレた言い訳❞などと見出しを付けられ、大々的に報じられました。
不起訴にはなったものの、当時の法務大臣は田代氏に対して減給100分の20(6ヶ月)の懲戒処分を言い渡し、田代氏は同日付で辞職しました。
世間の反応
ええ!
— みつを_Mitsuwo🇵🇸🇺🇦🇯🇵 (@ura5ch3wo) January 22, 2024
松本人志の文春起訴の弁護士、田代政弘は元東京地検の検事で、陸山会事件の際、虚偽報告書を出して処分された人かhttps://t.co/CEXWwRqTRH
平成二十四年五月二十二日提出
質問第二六〇号
虚偽の捜査報告書を作成した検察官に対する検察庁の処分等に関する質問主意書https://t.co/Ya54Y44r1V https://t.co/FzTfvtOoge pic.twitter.com/lrXz57Pfwp
【速報】
— 2分でだいたい分かるニュース (@koto_tsumu) January 22, 2024
松本人志の代理人は、陸山会事件の虚偽記載で告発されたヤメ検・田代政弘。八重洲総合。
今回はまだ民事なのでヤメ検の必然性もなく、メディアの名誉毀損訴訟で見かけたこともないのになぜこの委任?単なる見栄?
正直弘中先生あたりだと思ってただけにトンチキで驚愕している。#松本人志 https://t.co/rHiVB1ex2i
あぁ…松本人志の田代政弘弁護士って…。
— おにぎりの鮭8820 (@moonlight8819) January 22, 2024
陸山会事件の時の、色々問題になってた検事かぁ😓
松本人志って誰にこの弁護士紹介してもらったんやろね…。
なんだかなぁ…ズブズブなんやね。
陸山会事件で捜査報告書の虚偽記載やって検察辞めた田代政弘弁護士って、民事は強いんかいのう?🤔
— 高橋健次朗 (@T_kenjiro) January 22, 2024
なーんか形ばかりの提訴に見えてきたで😅
まとめ
今回は、
・田代政弘弁護士(松本人志裁判)の評判
・田代政弘弁護士の経歴
・陸山会事件で処分の過去
について調べてまとめました。
コメント