2024年1月8日(月)午後3時20分過ぎ、田中角栄元首相の邸宅敷地内にある建物で火災が発生しました。
火災現場となった建物は「目白御殿」と呼ばれ、田中角栄氏の存命時には日本の政治で重要な舞台となった場所でもあります。
【目白御殿】旧田中角栄邸で火事、真紀子夫妻は避難し無事https://t.co/DdyCtcU2YQ
— ライブドアニュース (@livedoornews) January 8, 2024
現場は元総理大臣の旧田中角栄邸で、中に元外務大臣の田中真紀子氏と夫らがいたが、避難したという。旧田中邸は1階と2階、あわせて800平方メートルが焼けて全焼し、現在はほぼ消し止められた。 pic.twitter.com/z0SuyG2KJS
幸いけが人はいなかったものの、2階建ての住宅約800平方メートルが全焼。
さらに、隣接する平屋住宅の窓ガラスなどが燃える被害も確認されています。
田中真紀子氏曰く、「線香の火を消し忘れた」そうで、これが出火原因になった可能性もあります
今回は、
・目白御殿(旧田中角栄邸宅)の住所、地図、広さ
・現在の所有者、誰が住んでいるのか
について調べてまとめました。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
目白御殿(旧田中角栄邸宅)の住所/地図/広さも!
目白御殿(旧田中角栄邸宅)の住所・地図
今回火災が発生した「目白御殿(旧田中角栄邸宅)」の住所は、
〒112-0015 東京都文京区目白台1丁目19
です。
文京区立目白台運動公園に隣接しており、緑豊かで閑静な住宅街に佇む「目白御殿」。
隣には日本女子大学のキャンパスもあります。
目白駅から東に約1・5キロの静かな住宅街に位置しており、都心の一等地ということで各路線からのアクセスも良好です。
・早稲田駅(東京都交通局)より徒歩8分
・面影橋駅より徒歩12分
・護国寺駅より徒歩12分
・雑司が谷駅より徒歩13分
・鬼子母神前駅より徒歩13分
・学習院下駅より徒歩13分
・都電雑司ヶ谷駅より徒歩17分
「田中」という表札が2つ並んでいる様子がわかります
建物の外観を通りから目にすることはできませんが、門構えからしてかなり重厚なつくりになっていることが分かります。
目白御殿(旧田中角栄邸宅)の広さ
火に包まれた「目白御殿」 かつては3000坪、昭和の政治の舞台にhttps://t.co/4Jm4p32j8T
— 毎日新聞 (@mainichi) January 8, 2024
かつて政財界の大物が出入りし、昭和の政治の舞台となった旧田中角栄邸。相続にあたって一部が国に物納され、文京区が公園建設のため隣接地とともに買い上げたとされます。
目白御殿はかつて、約8000㎡の広大な敷地を有していました。
しかし、
現在の敷地面積は約3000㎡
まで縮小しています。
それでも十分すぎるくらい広いですが…
なぜかというと、1993年に田中角栄氏が死去した後、約65億円に上る相続税を支払うために、保有する土地の一部である5000㎡が国に物納されたためです。
物納とは?
国税は、金銭で納付することが原則。
しかし、相続税に限っては、延納によっても金銭で納付すること困難である場合に限り、納税者の申請により、その納付を困難とする金額を限度として一定の相続財産による納付(=物納)が認められている。
つまり、金銭では納付することができないくらいの、莫大な相続税がかかった(=それだけ相続する資産が多かった)ということなのですね。
文京区は、隣接するめじろ台運動場の土地も取得し、2009年に「文京区立目白台運動公園」として運営しています。
現在の所有者は誰?
【旧田中角栄邸出火 線香原因か】https://t.co/WhwHqkGbLC
— FNNプライムオンライン (@FNN_News) January 8, 2024
「目白御殿」と呼ばれた田中角栄元首相の自宅敷地内で発生した火災は、敷地内にいた田中真紀子元外相が「お線香をあげていた」と話していることから、線香の火が出火原因だった可能性があることがわかった。 pic.twitter.com/XKBSt90TeB
目白御殿(旧田中角栄邸宅)は、田中角栄氏の亡き後、田中真紀子さんと夫の直紀さんが暮らしています。
火災発生当時も、田中真紀子さんをはじめ夫の直紀さん、親族ら4人が現場に居合わせたそうですが、幸い全員が無事に非難し、けが人はいなかったということです。
出火当時、敷地内には田中真紀子元外相と夫の田中直紀元防衛相ら4人がいたが、自力で避難して無事だった。
引用:世論の風 時事ニュースとネットの声
当時は田中角栄氏が率いる「田中派木曜クラブ」の議員や支持者、新聞記者などが多くその門をくぐった私邸ですが、現在は一般に公開されていません。
娘である田中真紀子氏が父親から受け継いだ私邸として、大切に守られていたようです。
「目白御殿」と言われた旧田中角栄邸で火災 田中真紀子氏「ぜんぶまる焦げ… 私がお仏壇にお線香をあげて消し忘れた。火災を発見したのも私」⇒ネットの反応「元外務大臣と元防衛大臣が住む家か」 https://t.co/YwxrdiqND5https://t.co/YwxrdiqND5
— 世論の風|時事ニュースとネットの声 (@ano_Tube) January 8, 2024
火災直後の取材のなかで、
「ぜんぶまる焦げ。私がお仏壇にお線香をあげて消し忘れた。(火災を)発見したのも私」
と述べた田中真紀子さん。
父の形見として大切に守ってきた邸宅を、自らの不注意で失い、さらにその火災を発見したのも自分…
逃げ遅れた人がでなかったことは幸いですが、歴史的にも重要な史跡であり、失ったものは大きそうです。
まとめ
今回は、
・目白御殿(旧田中角栄邸宅)の住所、地図、広さ
・現在の所有者、誰が住んでいるのか
について調べてまとめました。