丸点通運(阪神高速事故)過去の死亡事故まとめ:軽自動車の車種/原因も

2024年1月19日午前11時過ぎ、神戸市東灘区の阪神高速道路上でタンクローリーや大型トラック4台が絡む多重事故が発生しました。

追突されたとみられる真ん中の軽自動車は、厚さ数十㎝まで潰され、中に乗っていた70代くらいとみられる男女2名が亡くなりました。


追突したのは運送会社は過去にも死亡事故を数件起こしており、行政処分を受けていたことが判明しています。



今回は、

・丸点通運(阪神高速事故)過去の死亡事故まとめ
・軽自動車の車種や事故の原因

について調べてまとめました。


なぜ悲惨な事故は繰り返されてしまったのでしょうか…

ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

目次

丸点通運(阪神高速事故)過去の死亡事故まとめ

阪神高速事故の概要

車4台を巻き込む死亡事故が発生したのは、1月20日午前11時過ぎのことです。

場所は、阪神高速湾岸線下り「深江浜IC」付近の3車線道路上。

事故当時、現場付近の道路は渋滞が発生していたといい、

先頭:トレーラー
2番目:タンクローリー
3番目:軽自動車

の順で停止していました。

その最後尾の軽自動車に大型トラックが追突し、4台の玉突き事故が発生したのです。


タンクローリーと大型トラックの間に挟まれた軽自動車は厚さ30cmほどまで押しつぶされその衝撃的な映像が世間を震撼させました。


この事故で、軽自動車に乗っていた70代のご夫婦が亡くなられました。

ちなみにこの「30㎝」という数字がどこまで正しい情報なのかわかりませんが、目安としては「千円札の縦2枚分」なんだそうです。


今回最後尾で追突した大型トラックの運送会社は、

香川県に本社を置く丸点通運株式会社

が所有する車両でした。

報道や事故の映像から所有者が明らかになると、ネット上ではまたか」という予想外の声が複数聞こえてきたのです。

「またか」とは一体どういう意味なのでしょうか


過去にもあった死亡事故

今回追突事故を起こした車の所有者は、香川県高松市に本社を置く丸点通運株式会社という法人でした。

引用:丸点通運X (twitter.com)

会社名:丸点通運株式会社
所在地:〒760-0065香川県高松市朝日町5丁目15番1号
代表:塩田嘉明
車両台数:205台

丸点通運株式会社は1933年に創業され、従業員数は200名ほど(一部サイトによって150名~250名で変動あり)の中規模運送会社です。


現在は、

・松山支店
・高知本社
・徳島支店

の3拠点があるようですね。


調べてみたところ、この丸点通運株式会社は、過去にも複数回死亡事故を起こしており、国土交通省から行政処分を受けていたことが分かりました。




行政処分【1】2020年2月

2020年2月の行政処分では、

・延べ100日の車両停止
・文書警告

の処分を受けています。

監査の端緒となったのは、死亡事故を起こしたことでした。

また、違反内容は以下の11件にのぼりました。

・事業計画変更認可
・疾病疲労のおそれのある業務
・乗務時間
・健康状態把握
・点呼
・点呼記録
・乗務記録事項
・特別指導
・適性診断受診
・整備管理者変更未届出
・運行管理者解任未届出

乗務員の健康状態を把握せず、乗務前の点呼や乗務時間の管理も適切にされていなかったことを指摘されています。

行政処分【2】2014年7月

また、過去にさかのぼって調べてみたところ、2014年7月にも死亡事故を端緒とする行政処分を受けていることが判明しました。


このときの違反概要は先ほどの11件を上回る13件。


・事業計画の遂行に十分な数の運転者を常時選任していない(高松支店)
・運転者の過労防止に関する措置が不適切(徳島支店)
・所定の休息期間が十分確保されない状態で乗務(徳島支店)
・点呼の実施結果の記録内容が不適切(松山支店)

などの問題点が指摘され、

・車両の使用停止60日(松山支店は10日)
・文書警告

の処分を受けています。


3つすべての営業所で違反が判明、処分が決定しています。

軽自動車の車種/原因も

軽自動車の車種

今回追突被害に遭ったとみられる軽自動車は、

ダイハツのミライース(LA300S)

ということです。

ダイハーツミライース(LA300S)の仕様はこちら

引用:ガリバー公式

車種:ダイハーツミライース
型式:DBA-LA300S
乗員定員:4名
全長:3395 mm
全幅(車幅):1475 mm
全高(車高):1490 mm

全長約3.4mの車が、一瞬で厚み30㎝(10分の1以下)に押しつぶされてしまったということになりますね。

事故の衝撃と恐ろしさが改めて実感します…

この衝撃的な映像を見て、「だから軽自動車は怖いんだという声が挙がっていますが、時速90㎞で鉄の塊が突っ込んできたとしたら、頑丈な車であってもひとたまりもありません。


厚さ数十センチにはならないにしても、無傷ではいられないでしょう。

ボルボの全長(ボディサイズ)は約5.2m、ハマーは約4.7mです。

スピードや天候、道路状況など条件の違いはあれど、速度が出た状態での事故では、どんな車種であれ大破する危険性はありますね。

事故の原因は「よそ見」か

1月19日午前11時過ぎに発生した、阪神高速道路での多重事故。

事故の原因は一体なんだったのでしょうか。



この事故をめぐって、最後尾の大型トラックを運転していた49歳の男性が過失運転傷害の疑いで逮捕されました。


事故の原因については、

「車内の荷物が落ちたのでよそ見をしていて、前を見たら間に合わなかった」

と話しているということです。


よそ見が原因だったということですね。



前回の行政処分のなかで、

・運転者の過労防止に関する措置が不適切
・所定の休息期間が十分確保されない状態で乗務

などの勤務管理の問題が多数指摘されていましたが、改善されていなかったということなのでしょうか。



事故当時の詳しい状況については現在も捜査中です。

新たな情報が分かりましたらお伝えします。


まとめ

今回は、

・丸点通運(阪神高速事故)過去の死亡事故まとめ
・軽自動車の車種や事故の原因

について調べてまとめました。


最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

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