実写版リトルマーメイドが残念な理由3選!海外の反応や口コミは?

2023年6月9日(金)に日本で公開がスタートした、ディズニー最新作映画『リトル・マーメイド』


アンデルセン原作の『人魚姫 』を起源として、1991年に日本でオリジナルアニメーションが公開されてから、劇団四季での上演や絵本に逆リメイクされたりと、長く愛されてきた物語のひとつ。

言わずもがなの名作ですよね。



最近何かと実写化がブームになるなか、『リトル・マーメイド』もその例外ではありませんでした。

しかし、公開前にもかかわらず各所から実写版リトルマーメイドは残念だなんていう声も…
それは一体なぜなのでしょうか。


今回は、実写版リトルマーメイドが残念と言われる理由と、日本に先駆けて公開された海外の反応や口コミを最速でご紹介します。



※追記※

なお、公開直前に、公式HPにはこんな注意書きが追加されていました。

「6月9日公開『リトル・マーメイド』本編には、一部、光に対して敏感なお客様がご覧になられた場合、光過敏性発作やてんかんの症状など、光感受性反応による諸症状を引き起こす可能性のあるシーン(光の点滅が続くシーン等)が含まれております。光に対する感受性は個々のお客様によって異なりますので、ご鑑賞いただく際には予めご注意ください。光刺激に敏感なお客様は、ご鑑賞に際して、注意深くご判断いただくようお願いいたします」

『リトル・マーメイド』光点滅シーンに関して|映画|ディズニー公式 (disney.co.jp)

いわゆるポケモンショックというやつですね。

ポケモンショックとは?
1997年にテレビアニメ「ポケットモンスター」の描写の一部で、激しい光の点滅やフラッシュを繰り返すシーンが放送されたところ、視聴者が光過敏性発作等で体調を崩し一斉に救急搬送されたもの。
のちの消防庁の調べでは30都道府県の中の651人が病院に搬送され、そのうち130人以上が入院したとされる。

これから観劇される方は、ご自身の体調に配慮したうえで楽しんできてくださいね!


目次

実写版リトルマーメイドが残念な理由3選

実写版リトルマーメイド

もうご存知の方も多いかもしれませんが、あらすじを簡単にご紹介

美しい歌声をもち、人間の世界に憧れている人魚アリエル。
父が国王の座に就くその国では、掟によって人間界と接触することを禁じられていた。

しかし、ある日彼女は偶然にも嵐に遭った王子エリックの命を助ける。
彼に恋した彼女は、どうしても人間界に行きたいと強い希望を抱くようになる。

そんな彼女に忍び寄る、海の魔女アースラの影。
意を決してアースラの元へ向かい、人間になりたいと申し出るアリエル。

そこで伝えられたのは、3日間だけ人間の姿になれる代わりに、世界で最も美しい声をアースラに差し出す恐ろしい交換条件の取引だった…



キャストを務めるのは、厳しいオーディションを勝ち抜いてきた豪華な面々。

アリエル(主人公)・・・ハリーベイリー
エリック(アリエルが恋した王子)・・・ジョナ・ハウアー
アースラ(海の魔女)・・・メリッサ・マッカーシー
フランダー(魚、アリエルの友達)・・・ジェイコブ・トレンブレイ
セバスチャン(アリエルの世話役のカニ)・・・ダヴィード・ディグス


アニメ作品は空前の大ヒット、ストーリーも申し分なく面白く、豪華なキャストを起用。

それなのに、「実写版は残念…」という厳しい評価が多いのはなぜなのでしょうか。


残念な理由① ビジュアル

実写版『リトルマーメイド』の配役が発表された際に、大きな話題になったのがそのビジュアル


リトルマーメイドと言えば(人種差別の問題などは関係なく)、

●赤くて長いロングヘア
●海中深くで生活しているため色が白い
●緑色の瞳

といったイメージをお持ちではないでしょうか。


今回アリエル役に抜擢されたハリー・ベイリーは肌や瞳の色が原作のイメージとかけ離れており、制作側の意図によってですが髪の色も赤ではなくドレッド。


世間一般が抱く「人魚姫=アリエル像」からは、かなりかけ離れたビジュアルというのが正直なところだと思います。


また、アニメ版ではぷっくりとしたフォルムで、鮮やかな黄色の体に青のボーダー模様がキュートフランダーですが、実写化されたところこのような感じに…


また、本来は国王側の立場でありながら、いつもなんだかんだアリエルを助けてくれる優しい世話役のセバスチャン

アニメ版ではザリガニ?ヤドカリ?っぽさもある真っ赤な体で、コミカルな動きをするところが可愛かったのですが、実写化されるとこんな感じに。


「思ったよりただの魚」「思ってたより蟹だった」そんな率直な意見が多数聞かれました…


残念な理由② CGの画像処理

今回はストーリの舞台が海中ということもあり、全編最新技術のCGを駆使した構成になっています。


しかし、CG技術の問題なのか、全体的に画面が暗く見づらいといった口コミもありました。

日本に先駆けて5月24日に公開された韓国のメディアでは、

「子どもたちが泣きわめいたので途中で出てきた」
「物語(の構成)が暗いし、アニメ作品で見たかわいい魚たちも実写化では不気味になっていたからだ」

なんていう声も。


水中のシーンが多いストーリーである以上、やはり海の外とは日差しの入る量や明るさも違いますし、それだけ再現するのが難しいのでしょう。


また、逆に「水中っぽさがない」といった口コミも…

劇中のほとんどが水中シーンという、もとの題材としての難しさも大きく影響しているように思います。


残念な理由③ 上映時間が長い

公式サイトによると、『実写版リトルマーメイド』の上映時間は2時間15分です。

アニメーション版は約1時間なので、おおよそ2倍の上映時間ですね


もしかすると、一般的に知られているアニメ版のリトルマーメイドのストーリーに加えて、原作にもとづくより詳細なオリジナルストーリーや、新たな楽曲などが多く取り入れられているのかもしれません。

それだけ丁寧に描かれているということだと思いますが、「こどもも一緒に見る作品」としては、少し長すぎる印象は否めません。


いつの世も女の子が憧れるプリンセス、アリエル。
今回の上映時間やストーリーは、ちょっと大人向けなのかも。


海外での口コミを最速紹介

公開前から様々な意見が飛び交う事態となっていた『実写版リトルマーメイド』ですが、大切なのはその中身!


日本に先駆けて公開されたアメリカでは、公開後4日間の全米興行収入で1億1750万ドル(約164億円)を記録し、過去に公開された『アラジン』などの人気作品を超える反響を呼んでいます。

当初のバッシングを吹き飛ばす、歴代5位の好スタート!


以下、海外の反応や口コミについてみていきましょう。

ハリー・ベイリーはアリエルを演じるために生まれてきた。『リトル・マーメイド』でのパフォマンスには、魅惑的な歌声と優しくも自信に満ちたカリスマ性が持ち込まれている。彼女はディズニープリンセスを体現しており、ブラウンの肌をした少女たちは彼女の描写を見てより大きな夢を抱くことになるだろう。
(米Buzzfeed:テリー・カーター・Jr.)

実写版でリメイクされた『リトル・マーメイド』は、私たちが知り、愛している物語のハートとソウルを保ちながら、ハリー・ベイリーによる、これぞスターと言える音程を外さない完璧なパフォーマンスによって、さらなる高みへと到達している。彼女は大スクリーンに登場するために生まれてきたような人であり、彼女の存在は、この新しい作品を観る価値のあるものにしている。
(作家:ゾーイ・ローズ・ブライアント)

心を動かされる準備を。なぜなら、『リトル・マーメイド』は大いに素晴らしいから。ハリー・ベイリーには驚かされる。メリッサ・マッカーシーは心を揺さぶってくるし、ジョナ・ハウアー=キング演じるエリック王子も麗しい。音楽も歌もAクラス。セバスチャン(ダヴィード・ディグス)とスカットル(オークワフィナ)の愉快なデュオも愛らしかった。
(映画評論家:フィコ・カンジアーノ)



予告編のみ公開された際には、「#NotmyAriel」=❝私の知っているアリエルじゃない❞というハッシュタグをつけられたショッキングなコメントがネット上に溢れる事態になりましたが、本編を観た海外の評論家からは絶賛する声が多数出ていました!



その美しい歌声に制作陣が惚れ込み、アリエル役に大抜擢されたというハリー・ベイリー。

予告編で披露している歌声も素晴らしく、著者も画面越しでありながら鳥肌が立つくらいでした…!

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