人気アニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』の朝比奈みくる役や、『ひだまりスケッチ』のヒロ役などで知られる、声優の後藤邑子さん。
引用:後藤邑子ブログ
人気絶頂だった2012年5月、突如体調不良を理由に表舞台から姿を消しました。
今回は、声優・後藤邑子の病気は全身性エリテマトーデス(自己免疫疾患)、現在の様子や病状、余命宣告について調べてまとめました。
自己免疫疾患って具体的にどんな症状が出るのだろう
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
後藤邑子の病気は全身性エリテマトーデス!
後藤邑子のプロフィール
引用:文春オンライン
名前:後藤邑子(ごとうゆうこ)
生年月日:1975年8月28日(2023年8月時点で47歳)
出身地:愛知県
身長:163cm
血液型:O型
職業:声優・ナレーター 、女優
特技:名古屋弁
趣味:旅行、読書、バイク
中学時代は勉強にも遊びにも一生懸命だったという後藤さん。
1994年3月に高校卒業後は、「地元の大学に進学して、公務員になろう」と意外にも堅実志向で、地元の南山大学外国語学部英米科に進学。
しかし、「やりたいこともやらずに、ただ長く生きる意味って何だろう」とある日突然考えるようになったといいます。
思い立ったが最後、考えが止まらなくなり1週間後には大学の退学届を書いて提出。
大学を2年次限りで中退、上京することを決心しました。
退学届は、親に内緒で筆跡を変えて署名したんだそう
学生時代のアルバイトで声を褒められたことから声優を目指し、上京後に養成所に所属。
瞬く間に人気声優に成長していきました。
病気は全身性エリテマトーデス
引用:文春オンライン
声優としての人気が頂点に達していた2012年5月、突如として後藤さんの無期限休養が発表されました。
公式事務所は、
「本人の体調が優れないため、病院にて診察を受けたところ、治療が必要と診断されました。しばらくは治療に専念する為、休養をいただくことと致しました」
とコメントを発表。
のちに体調不良の原因は、「全身性エリテマトーデス」という自己免疫疾患であることを公表しています。
全身性エリテマトーデスとは?
三大初期症状は発熱、関節炎、皮疹。
自分の細胞を攻撃する抗体が発生し、さまざまな臓器に炎症(臓器障害)が生じるほか、日光過敏症や口内炎の頻発、脱毛などを生じるケースもある。
引用:難病情報センター
もともと自己免疫疾患を患っていた後藤さんは、上京する際に「きちんと病院にかかること」を両親と約束していました。
しかし、仕事が楽しくなり、多忙になると「目の前の仕事をやりきりたい」という思いが強くなり、病院から足が遠のいていったといいます。
その結果、2009年頃から全身の痛みが我慢できなくなり、痛み止めを飲みながら仕事をするように…
「次第に足がむくんで靴が履けなくなってサンダルで仕事したり、関節の痛みが激しくなって自力で階段の上り下りができずマネージャーに肩を貸してもらったり……。あと、帯状疱疹が悪化して、着られない衣装も増えました」
「そのうちに寝転がると溺れているように息苦しくて、座った状態じゃないと眠れなくなりました」
引用:週刊文春
見かねた事務所のスタッフが3人がかりで説得に訪れ、半ば強制的に病院で検査を受けることになった後藤さん。
検査の結果、肺に水が溜まっている状態かつ心臓が傷ついて漏れ出た心嚢液が臓器を圧迫していることが判明。
そのまま緊急入院となり、すべての仕事を降板、無期限休養が発表されたのでした。
現在の様子や死の告知も
後藤邑子の現在
2013年頃まで症状は一進一退で、入退院を繰り返していた後藤さん。
2014年に退院したことを明かし、現在も治療を続けながら仕事に復帰しています。
休養前は年間5,6作品(多い時には10作品以上)のテレビアニメに出演していましたが、復帰後は2,3作品にセーブしている様子。
また、2023年8月28日にブログを更新し、同年9月12日に本を出版することを発表しました。
引用:後藤邑子ブログ
「私は元気です 病める時も健やかなる時も腐る時もイキる時も泣いた時も病める時も。」
「私の逞しく病弱な、けして褒められたものではない半生をこうして本にできたことがすごく嬉しいです。皆さんが読んでくれたらより嬉しいです!!」
と後藤さんが語るこちらの本。
是非手に取ってみたいですね!
過去には死の告知も
引用:文春オンライン
実は、中学生の時にも似たような症状で闘病したことがあると明かしている後藤邑子さん。
その時に発症していたのが、突発性血小板減少性紫斑病という病でした。
完治することはほとんどなく、基本的に治療を継続し、生涯上手く付き合っていかないといけない病気です。
突発性血小板減少性紫斑病とは?
血液中を流れる血小板が免疫の異常により減少し、出血しやすくなる病気です。
軽くぶつけただけでも大きな皮下出血ができてしまったり、鼻血が出やすい、血が止まりづらいといった特徴がある。 重篤な場合は脳出血などを起こすことも。
参考:慶応義塾大学医学部HP
後藤さんが中学生の頃は、自己免疫疾患といえば原因不明、治療法も確立されておらず、当時の主治医は後藤さんの両親に「死の告知」をしたこともあるといいます。
「私が15歳だった頃はまだほとんどの免疫疾患が
引用:後藤邑子ブログ
原因不明、不治と言われぶっちゃけ一か八かの方法が取られていました。
当時の主治医は両親に死の告知をしました」
本人は知らされていなかったものの、ご両親は主治医から数年後の生存率の低さを伝えられ、「夏休みいっぱいまでだろう」と余命告知をされていたといいます。
それから医学の進歩もあり、現在は完治までは難しいものの、うまく病気と付き合いながら仕事と生活を両立しているそうです。
これからもたくさんの作品で活躍していただきたいですね!
まとめ
今回は、声優・後藤邑子の病気は全身性エリテマトーデス(自己免疫疾患)、現在の様子や病状、余命宣告について調べてまとめました。